我が家ではベランダに続くドアのカギが壊れてしまったのですが、直ぐにはカギを修理しようとせず、あれこれ試して馬鹿な真似をしてしまいました。
我が家ではベランダに洗濯機を置くスペースがあり、そこでいつも洗濯をしています。
その日も洗濯をしようとベランダに続くドアのカギを開けようとしたところ、聞いただけでカギが壊れたと分かる様な異音がして、まさに血の気が引いていきました。
我が家はアパートの二階な上にベランダに繋がるドアはそれ一つだった為です。
しかもまだ洗濯もしていないのでどうしようかと悩んでいると、ベランダに続く小さな窓がある事を思い出して、その小さな窓に何とか身体を通してベランダに出られたのですが、洗濯カゴが大きい為に小さな窓を通れず、仕方なく部屋の中に手を伸ばして、一枚ずつ洗濯物を取っては洗濯機に入れていく作業を繰り返していました。
当時の私は何を考えていたのか、ドアのカギの修理はとにかくお金がかかると思い込んでおり、電話でカギ屋さんにカギの交換費用を聞くこともせずに、そんなお金を払う余裕は無いと考えて、小さな窓からベランダに出る事を日々繰り返していました。
しかしある日に腰を痛めてしまい、この腰痛で小さな窓をくぐるのは地獄だろうと考えて、これは少しお金をかけてでもカギの交換を頼もうと、大阪の中でも特に安いと評判のカギ屋さんに電話をしたところ、お金の無い自分にも余裕で払える程度の費用だったので驚かされ、今まで自分は何の為に小さな窓からベランダに出入りしていたのかと思わされました。
カギ屋さんも私の家に来てから、ずっと小さな窓からベランダに出入りしていた話を聞くと、電話してくだされば直ぐに駆けつけましたと腰痛で苦しむ私を心配そうな目で見てくれました。
お安い費用でカギ交換を出来て、腰痛になった私でも今まで通り気軽に洗濯が出来る様になったのは本当に嬉しかったですし、カギ屋さんの費用の安さに気付くことなく、あのまま小さな窓から身体を乗り出す苦行を続けていたかと思うとぞっとします。